「小学校に比べると、中学校の勉強は難しくなるからとても心配。学習障害の子どもが中学で受けられる合理的配慮ってどんなものがあるの?」
「子どもが通う予定の中学校はマンモス学校だから、子どもたちがきめ細かく見てもらえる気がしない。ましてや発達障害の子なんて放っておかれちゃうんじゃないのかな?」
いやー、ほんとに…子どもが成長したら親としては嬉しいじゃないですか。
小学校を卒業して、中学生へ…って。
心配しかないですけど!
学習障害を抱えるお子さんをお持ちの保護者のみなさんも、中学校進学が不安しかないとかありませんか?
先生が何を言っているのか、何にもわからないまま教室でボーーッとしてるんじゃないか?(特に英語)
なんて想像するだけで…涙出そうになります。
で、今回は小学校から中学校に進学するにあたり、通級指導教室の申込みを済ませ、教育センターで合理的配慮のアドバイスを受けた上で中学校の特別支援コーディネーターの先生に面談した時の記録をご紹介します。
関連記事:
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発達障害の子どもへの中学校の合理的配慮は義務です!
…と、見出しには書いてみましたが、、、
実際はどのくらいの人員が学校に配置されているかどうかが一番のキモです。
人員が足りていなければ、合理的配慮を生徒に行う余裕などありません。
実際には、公立の小中学校、高校での合理的配慮は義務ですよ。
文部科学省の「合理的配慮」のページを読みましたが、イマイチちんぷんかんぷん…具体的な方法について言及していないからか、読みづらい!
↓中央教育審議会の審議内容でした。
>>障害のある子どもが十分に教育を受けられるための合理的配慮及びその基礎となる環境整備
NHKのハートネットのホームページが分かりやすかったのでご紹介しておきます。
「自分の弟はADHD、LD、自閉症スペクトラムの複合障害と診断されました。公立の中学校に入学したのですが、教員たちが発達障害に知識がないため、弟を責め立てて、特に英語の教員は、特別課題として英語の単語を次の日までに1000回書いてくるなど、無茶な課題を出すなどにより、登校も渋るようになってしまいました。」
定型発達者の教員から見ると、怠けているようにしか感じないでしょうかねぇ?
いま、こんな課題を出すような教師がいたら虐待レベルだと思いますけど…学校に通いたいと思える、安心・安全な教室づくりが大切なのではないでしょうか。
息子たちに試験延長、音声教科書の合理的配慮をしてもらいたいとリクエストしてみた!
以下のような書式で、兄弟の合理的配慮についてお願いしてみました。
○○中学校 ✕✕先生
凸凹太郎、次郎につきまして、中学校での学習に際し以下のようなサポートの可能性をご検討いただけますとありがたいです。
二人とも、定期的に△△病院の児童精神科の外来にかかっております。
凸凹太郎<新中3>
書字に時間がかかる。一般の生徒よりエネルギーを消耗している可能性がある。
テストの解答用紙を見ると、テストが終わりに近づくにつれて空欄が増えているので、時間が足りない可能性があります。
高校入試の際に合理的配慮を受ける必要性が出てきた場合に備えて、
・合理的配慮として、テストの時間を最大1.3倍に伸ばしていただけるとありがたいです。(ご提案どおり、10分で大丈夫です)
本人も、試しに時間延長して試験を受けることに同意しています。
凸凹次郎<新中1>
読み書きについて、一般の生徒と比較して大変時間がかかり、また正確さに欠けるため
・DAISYなど読み上げ教科書の利用、板書をタブレットで撮影、キーボードでの文字入力などができるよう配慮をお願いしたい。
・プリントや定期テストにルビをふっていただきたい。読みがわかると熟語の意味を理解できる確率が上がります。
・合理的配慮として、テストの時間を最大1.3倍に伸ばしていただけるとありがたいです。(ご提案どおり、10分で大丈夫です)
ただし、ローマ字の習得ができていないのでキーボードでの入力は厳しいと考えています。
引き続き、中学1年生でも通級指導教室を利用する予定です。(申し出ており、審査中)
先週、教育センターでK−ABC2の検査を取り、3月に結果を聞きに行きました。 その結果も添付させていただきます。
よろしくお願いいたします。
凸凹太郎、次郎の保護者より
保護者からの中学での合理的配慮のリクエストの結果は?
中学入学を控えた2月の面談では、教育センターの結果と上記のようなリクエストを持って行きました。
一度特別支援コーディネーターの先生が受け取った上で、次男が実際に中学に入学してから様子を見て合理的配慮をすすめていくことになります。
また、次男だけでなく高校入試を控えることになってしまった長男についても入試を見据えて試験の時間延長をお願いしました。
とにかく、人がいれば別室で時間延長もできますが…足りなければ延長できないとなりますね。
今回、私も現場の様子はわかっているつもりだったのでゴリ押しはせず、
「可能であれば、お願いしたいです〜」
って低姿勢で面談に臨みました。
はじめから、
「この親モンペだ、ヤベェ!」
って思われないようにしたいところです。
まとめ
以上、学習障害の息子が中学校で合理的配慮を受けるために面談でリクエストした内容についてお伝えしました。
一応、病院にもかかっており、診断書を発行してもらうことも考えました。
しかし、中学校からは「特に診断書は必要がない」とのことでした。
この記事を書いているのがまだ中学校に入学して1ヶ月経ったところで、これから定期テストが始まったり、教科書の読み上げが難しかったりするのではないかと思います。
小学生で学習障害のお子さんがいるご家庭だと、中学校入学以降どのようなサポートが受けられるのか気になりますよね。
今後も書き記して行く予定ですので、こんなことが気になるなどのリクエストがあればコメント欄に記入をお願いします♪
ではまた☆
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