
皆さん、こんにちは!ぴーたんと申します。数あるブログの中からご訪問いただき、本当にありがとうございます。
「どうしてうちの子だけ、読み書きが苦手なんだろう?」
「勉強が思うように進まない子に、何か良いアプローチ方法はないのかな?」
「このまま進学できるのか、将来は大丈夫だろうか…」
こんなふうに、毎日心配や不安を抱えていませんか?
実は私も、同じような悩みをたくさん抱えてきました。我が家には、学習障害(LD)と診断され、読み書きが苦手な息子たちがいます。
親として、どうしたら子どもが少しでも自信を持って前に進めるのか、何度も悩み、時には涙したこともありました。
今の日本の教育現場では、保護者が何もしなければ、学校の先生から積極的なサポートや情報提供が受けられないことも多いのが現状です。
そのため、保護者自身が情報を集め、療育センターや教育相談、支援機関を探し歩き、まるでRPGのように手探りで支援を求めていかなければなりません。
「どうしてこんなに大変なんだろう」
「もっと早く知っていれば…」
と、もどかしい思いを何度も経験してきました。
このブログは、そんな私自身の経験や失敗、そして小さな成功体験を、同じように悩む保護者の皆さんと分かち合いたいという思いから始めました。
子どもたちの特性に合ったサポート方法、学校や支援機関とのやりとり、日々の生活の工夫など、リアルな体験をもとに情報を発信しています。
「一人じゃないよ」
「大丈夫、きっと道は開けるよ」
そんな気持ちを込めて、親御さんに寄り添いながら、少しでも安心してもらえる場所を目指しています。
どうぞ、肩の力を抜いて、気軽に読んでいただけたら嬉しいです。
あなたとお子さんの明日が、今日より少しでも明るくなりますように――。
このページでは、以下について紹介しますね。
- 読み書きが苦手な息子2人のタイプ
- 保育園から小学校・中学校・高校までのサポートの取り組みとリンク紹介
読み書きが苦手!タイプの異なる2人の息子たち
学習障害といっても、読み書きが苦手な理由やその現れ方は本当にさまざまです。たとえば、我が家の息子たちもそれぞれ異なるタイプの困りごとを抱えていました。
一人ひとりの特性や苦手さに応じて、効果的なサポートの方法も変わってきます。
たとえば、文字を読むこと自体に強い負担を感じる子もいれば、書くときに形を覚えたり、音と文字を結びつけたりするのが難しい子もいます。
また、同じ「読み書きが苦手」でも、その背景には脳の情報処理の仕方や認知の特性など、個人差が大きいことが分かっています。
そのため、お子さんがどんな場面でどのように困っているのかを丁寧に観察し、その子に合ったサポートを見つけていくことが大切です。
「うちの子だけ、なんで?」
と悩む必要はありません。お子さんのタイプに合わせて、少しずつできることを一緒に探していきましょう。
我が家の息子達の特徴を紹介します。
ワーキングメモリが低い長男のプロフィール

長男は一見普通の子どもですが、耳で聞いたことを覚えておくのがとても苦手です。
小学校入学後、「ADHDの疑いがある」と診断され、WISC-Ⅳという心理検査を受けました。

13歳5か月の時に受けた結果では、ワーキングメモリの数値が特に低く(73)、複数の指示を一度に理解したり、話の流れを記憶するのが難しいことがわかりました。
この「聞いて覚える力の弱さ」は、専門用語で「音韻処理」の課題とも言われます。
授業中も指示がうまく入らず、自分でも「覚えられない」と感じているようで、毎日工夫して取り組んでいます。
また、小学校の就学前は、「書くことが苦手」「数字の概念が薄い」「色を言葉に置き換えられない」「発音の不明瞭さ(構音障害)」「スキップや竹馬ができない(協調運動障害)」など、いくつかの不器用さも見られます。
過去には、コンサータという薬で学習が少し楽になったこともありました。
処理速度が低い次男のプロフィール

次男は、マイペースで穏やかな性格の子です。保育園の頃にはひらがなも読めて、就学前に特に気になることはありませんでした。
しかし小学校に上がってから、カタカナが半分くらい書けない、書いた文字がすべてひらがな、といった困りごとが目立つようになりました。
音読が苦手で、教科書の一文を読むのにも時間がかかります。板書などの「写し書き」も難しく、テストでは「終わらなかった…」ということもしばしば。
学校での出来事を尋ねても「わかんない」と答えることが多く、自分の考えを言葉にして伝えるのも苦手です。

WISC-Ⅳの検査では「処理速度」が特に低く、情報を読み取り、頭の中で処理して書くまでの流れに時間がかかることがわかりました。
スピード重視の場面では本来の力を出しにくいタイプなので、焦らせない環境作りを心がけています。
保育園での取り組み

小学校入学を控えた保育園児の子どもにとって、「就学準備」はとても大切なステップです。
特に、読み書きに困難さのある子や発達に課題のある子にとっては、早めの情報収集や準備が親にとっての安心にもつながります。
このカテゴリでは、わが家の次男が保育園に通っていた頃から取り組んできた“就学前の準備”についてまとめました。
学習障害があるとわかったとき、まず私たちがしたのは、似たケースを調べ、将来に対する不安を少しずつ言語化していくこと。
そして、就学説明会や検査・面談を通して、実際にどのような支援が受けられるのかを知ることでした。
記事では、就学説明会で得た情報や、就学前に受けた発達検査、必要だったスケジュール管理の工夫、さらに読み書きの練習のために用意した準備リストなど、実際の流れや気づきをわかりやすく紹介しています。
「うちの子、このままで大丈夫かな」
と感じている保護者の方に、少しでも参考になれば嬉しいです。
小学校低学年での取り組み

小学校に入学してからの数年間は、子どもにとっても親にとっても“戸惑い”と“発見”の連続でした。
わが家の長男は、小学校1年生でことばの教室に通いながら普通級でスタート。最初は何とか頑張っていたものの、授業内容についていくのが難しく、徐々に遅れが目立っていきました。
2年生からは支援級に移り、国語と算数だけを個別に学び、それ以外の時間は普通級との交流という形で過ごすように。
支援級ではほぼマンツーマンのような手厚い指導を受けられたおかげで、少しずつ読み書きへの苦手意識がやわらぎ、「わかる」「できる」の体験を積み重ねることができました。
このカテゴリでは、そんな長男の小学校低学年期のサポート体験を中心に、家庭での取り組みや、実際に効果があった課題、アプリの活用法などを具体的にまとめています。
また、支援級への移行を検討する際の流れや、自治体ごとの違い、教育センターや校長先生との面談内容など、手続き面の記録も含めて紹介しています。
一方、次男は学習に困難があることに気づかれにくく、低学年までは支援につながらず普通級に在籍していました。授業参観で「6−2=7」と書いていた時は、本当に目の前が真っ白になりました。
けれど、その一瞬の驚きから「今、何ができるか?」を考えるきっかけになり、家庭での声かけや学習の見直しを始めました。
「勉強ができない=努力不足」と思われがちな時期だからこそ、子どもの特性を理解し、支援につなげていくことの大切さを実感しています。
これらの記事が、同じように悩む保護者の方にとって、少しでも安心やヒントにつながれば嬉しいです。
小学校中学年での取り組み

小学校中学年になると、学習内容が一気に難しくなります。わが家でも、長男・次男それぞれに合ったサポートを模索しながら、日々の学習に向き合ってきました。
長男は3年生まで支援級に在籍していましたが、4年生進級時には「支援級で個別にやれることは特にない」と判断され、普通級へ戻ることになりました。
一方、次男は3年生から「取り出し授業」と「通級指導教室」が始まりました。検査の結果をもとに、特別支援コーディネーターと面談を重ねながら、必要な支援を整理していきました。
個別の支援といっても、いきなり大きく変わるわけではなく、少しずつ環境を整えていく地道な作業の連続です。
学習の方法そのものを見直す必要が出てきました。そこで検討したのが、タブレットを使った学習です。
記事では、デジタル教材の選び方や、実際に取り入れてみて感じたメリット・注意点などを詳しく紹介しています。
また、夏休みには、2人とも「書写」と「姿勢」に特化した課題に取り組みました。
読み書き障害のある子にとって、ただ書くだけでなく「どう書くか」「どう姿勢を保つか」も大事なポイントだと感じています。家庭でできる工夫や、教科書中心の学習にシフトした経緯も含めて、等身大の記録として綴っています。
「支援級から普通級へ戻る」「通級をはじめる」「学習スタイルを変える」といった節目は、保護者としても不安が多い時期。
そんな中で、我が家がどう考え、どう動いてきたかをまとめたこのカテゴリが、少しでも参考になれば嬉しいです。
小学校高学年での取り組み

小学校高学年になると、学習内容の抽象度やボリュームが増え、低学年の頃とはまた違ったつまずきが見えてきます。
わが家でもまずは家庭でできることから…と、本やネットで情報を集め、Amazonでドリルやプリント集をたくさん購入して、子どもたちに合う方法を手探りで試してきました。
特に長男は、6年生から塾に通うようになりました。本人の特性や学習ペースを考慮して、発達障害・学習障害の子に対応してくれる塾を見学しました。
次男はスマイルゼミなどのタブレット学習にもトライ。記事ではそれぞれのメリット・デメリットについて体験ベースで詳しく書いています。
また、日々の家庭学習が思うように続かなかった時期もありました。学習を一時中断した理由や、気持ちを切り替えるまでの過程、再び日記・作文・漢字ドリルに取り組むようになった経緯も赤裸々に綴っています。
教材の工夫としては、「意味からおぼえる漢字イラストカード」や、「教科書中心の学習法」の実践記録もご紹介しています。
次男に関しては、中学校進学を見据えて教育センターで発達検査を受けたり、中学校の通級指導の説明会に参加した経験も。
小学校と中学校の支援体制の違いに戸惑いながらも、早めに情報収集をしておくことの大切さを実感しました。
このカテゴリでは、子どもの学年が上がるにつれて直面したさまざまな課題と、それにどう向き合ってきたかを記録しています。
学び方をどう変えるか、家庭と外部支援をどう組み合わせるか――そのヒントが、どなたかの役に立てばうれしいです。
中学校でのサポート体験談

中学生になると、学習の難易度だけでなく、進路選択や将来の見通しといったテーマが大きくのしかかってきます。
わが家では、長男・次男ともに、読み書きに困難さを抱えながら、それぞれのペースで成長してきました。
小学校とは異なる「中学校ならではの壁」にぶつかるたび、家庭でもできるサポートを模索しながら動いてきました。特に英語!英語!英語の読み書きが全くできない我が子どもたち。
このカテゴリでは、そんな中学校期のリアルな支援体験をまとめています。
合理的配慮の申請や実施例については、特に丁寧に記録しています。
定期テストでの「問題文のPC読み上げ」や「2台のパソコン使用」といった工夫が、どう子どもに作用したか。その効果と現場での対応、申請までの流れなども具体的に紹介しています。
進路選びにおいても、「中3では間に合わない」という実感から早めの動きを意識しました。
インクルーシブ推進校の説明会や、工業高校・専門学校・ちいき未来留学フェスなどにも親子で参加し、学習障害のある子が安心して学べる選択肢をリサーチ。文化祭など、実際の学校の空気を知る場も積極的に活用しました。
学習面では、スマイルゼミやすららといったタブレット教材、ディスレクシア専門の英語塾「もじこ塾」、マルチメディアDAISY教科書など、多様なツールを取り入れてきました。
英単語が覚えられない、教科書の文字が読みづらいといった悩みには、デジタルを活用することで道が開けたこともあります。
中学生になっても、支援は“終わり”ではなく“続いていくもの”。だからこそ、家庭・学校・外部機関が連携しながら、少しずつ子どもに合った環境を作っていくことが大切だと感じています。
このカテゴリが、同じように悩みながら進んでいるご家庭の力になればうれしいです。
サポート機関・セミナー記録

学習障害や発達の課題に向き合う中で、わが家では「家庭でできること」だけでなく、「外部の力を借りること」も大切にしてきました。
このカテゴリでは、これまで調べたり実際に参加した支援機関・セミナー・教材の体験をまとめています。
視覚発達支援センターでの検査とアドバイスは、特に印象深い経験でした。眼科をベースとした検査は、読み書きの苦手さが“見る力”に起因している可能性を考える大きなきっかけとなり、家庭での支援にも役立つアプローチを教えてもらえました。
また、放課後等デイサービスでは、学習と生活の両面をサポートする“安心できる居場所”としての価値を実感しました。
保護者向けセミナーでは、法律の動きやテクノロジー支援の最新情報に触れながら、「自分の子に合うツールは何か?」を具体的に知ることができました。
セミナーで紹介された7つの支援ツールや、講師の実体験に基づく話には、大きなヒントと安心感がありました。
教材面では、タブレット学習など、認知特性に配慮された教材を実際に取り入れて、楽しみながら学び直せる環境づくりを進めています。
また、DO-IT Japanや千代田区の交流会など、子ども本人が参加しやすいイベントやネットワークづくりも、将来を見据えた大切な学びの場となりました。
このカテゴリは、専門機関での支援やセミナー・教材の体験を、「知ること」から「使ってみる」まで記録したページです。
参考になる本・サイトなど
子どもの発達が気になってから、関連する本をどんどん読むようになりました。
その中でも読んでおすすめの本をまとめました。