「ディスレクシアの子は、療育センターでどんな検査をするの?」
「小学校でどんな支援を受けたら成長できる?」
視覚発達支援センターで頂いたアドバイスを元に、就学前にお世話になった市内の療育センターにてWISC-Ⅳという発達検査を受けることにしました。
医療機関で受けると有料ですが、療育センターでは無料です。
ここ、メモするところです!
税金を払っているのですから、困ったときにはがっつりお世話になっちゃいましょう。
今回は、LDの長男の検査結果から見えることと、その対策について療育センターの方の力をお借りしました。
療育センターにて受けた、小学校3年生のWISC-Ⅳ検査結果は?
療育センターの担当者の方は、なんと事前に小学校に長男の見学に行ってくれて、支援級の先生ともお話ししてくださいました。
ありがたいのぅ~。
運動会の代休日、平日にお伺いしました。
担当者の方とお話して、
- 視覚発達支援センターで受けている検査のこと
- 学校で困難に感じていること
を相談した上で、必要だろうと思われる検査を追加しました。
1つは、WISC-Ⅳ。
10項目について検査します。
子どもが緊張しないよう、やさしくゆっくり話してくれました。
検査の例)
- 数唱、逆唱。
- 共通するところ…ちょうちょとトンボは、飛ぶもの、昆虫、など。
- 言葉の意味を説明する「感謝とはどういう意味ですか?」
なかなか難問揃いです。生活経験がないと太刀打ちできないものもあるなと感じました。
もう一つは「読み書きに困難がある」と伝えて追加された、PCソフトを使ったディスレクシア(LD、学習障害)の検査。
- 文章を音読したり、「たぬき」から「ぬ」を抜いた言葉を言ったり、言葉を逆唱したりします。
休憩を入れて、全部で2時間くらいでしょうか?
とにかく息子がよく頑張りました。すんなり検査を受けてくれているのがありがたい。
2つの検査のあと、ざっくりした感触を教えていただきました。
- WISC-Ⅳ…IQはたしか95。2年前に受けた検査でガクッと落ちていた注意記憶(数唱、逆唱)が20ポイント近く伸びていた。
小学校入学前に数の概念が入っていなかったようなので、数唱で「いちよんさん」と言われても当時は外国語を聞いているような印象だったのかもしれません。
今は「数字」として理解しているので覚えて言えるのかも。
検査の結果を左右するのは、様々な要因があるようです。
結果をぱっと見た感じでは、「特に問題がないお子さんのプロフィール」だそうです。
- ディスレクシア検査の結果…読み間違え、抜いた言葉が言えなかったり指を使ったりしている。
ディスレクシアまたは、ディスレクシアの疑いがありますね、ということでした。
判断されたとして、では、どうしたら良いのでしょうか。
上記の検査の報告は、「こんな検査がありましたよ」という趣旨のものです。
これらの情報を元に検査対策をご家庭で行うためのものではありませんので、ご了承いただけますと幸いです。
何も準備しない、ナチュラルな状態で検査を受けることをおすすめします。
検査結果から見える、LDの長男はどうしたら良いのか?
改めて、ディスレクシア疑いと療育センターから指摘された息子。
私たちが気をつけること、できることはなんだろう?
ディスレクシアも個別の状態があり、息子は耳から聞く情報を処理する「音韻認識が苦手」な方みたいです。
目から入る情報を処理する「視覚認知」は多分大丈夫…かな?
学習はどうなる?
今後、厳しくなってくるのは英語
日本語に比べ接する時間が短いこと。
綴りを見て意味を取ることや、綴りを覚えることがかなり難しくなる可能性がある。
フォニックスなど、何かしら別の学び方を用意しておく必要がありそうです。
「聞くこと」を多くする方が良い
支援級だと個別なので、耳にする言葉が絶対的に少ないことも。
できない部分だけ個別で見てもらう方が良いかもしれないということでした。
iPadなど、サポートしてくれる教具を試す
iPadだと、ディスレクシア向けのアプリが豊富なようです。
アナログであれば、紙の下に紙ヤスリを敷いて感触で漢字を覚えるといった方法があるそう。
さすがプロ。
本やゲームのこと
我が子は、ポケモンカードで計算のルールや数字の概念を学んだようなもの。
本は攻略本であれば一日飽きず眺めています。
それでも、見ないよりはマシ、だそうです。
教えているお子さんで、「DSの漢字練習だけは嬉々として取り組む」とか。
子どもの見せ方、評価の仕方
①「頑張ればできるのに、できない」
②「苦手なのに、良くやっている」
つい、障がいの程度が軽いと①で見てしまう。そして、意味のない反復練習をさせてしまう。
できれば②の評価を下せるように手をまわしたほうがいいのではないかとのこと。
私が教えている中にも、こんなにしゃべりが達者なのになぜ文章はボロボロ?!と思うような生徒が…。
「話す」と「書く」って多分全然違う脳の部分を使っているんでしょうね~。
センター試験の入試など、配慮も出てきた
高校や大学入試に対しても、配慮される可能性が出てきました。
ただし、医師の診断があること、今までもテストで配慮を受けていたという証明があればの話だそうですが…。
時代が変わってきていることを感じますね。
仕事はどうなる?
書きが苦手なら、PC入力ではOK?
と思いきや…。
PC入力も、正しい読みができないとダメなんですよ~。とのこと。
体育は「たいいく」、「たいく」では出ません。
雰囲気は「ふんいき」、「ふいんき」も同じ。
「読み書き」ってセットなんだと改めて感じましたよ。
体格が良い訳でなく、線も細いし、
一体長男ができる仕事ってあるんでしょうか??
薬はどうする?
注意記憶が弱い子に効くから、と処方されているコンサータ。
今回もコンサータを飲んでの検査だったので、普段どうなのか分かりません。
確認するとしたら、飲まないで1週間学校に行き、そのときに簡単な数唱をテストするとどうでしょうか?ということでした。
検査してくださった先生によると、指導法はいくつか示してみることが大事。
1つだとうまく指導できなかったときにあの先生ダメね、となるらしい。
参考図書、ブログ
本は1冊だけおすすめされました。
「怠けてなんかない!」私も読みました。個人的にはセカンドシーズンが好きです。
参考ブログは、
kintaのブログがオススメとのこと。
>>kintaのブログ「特別支援教育,AT,AAC,コミュニケーション支援」について書いています
ほか、ipadの指導、ディスレクシアについて調べてよさげなリンクを載せておきます。
>>on dyslexia: ディスレクシアにiPadがお勧めの理由
kindle欲しかったけど、ipad買ったほうが良さそう?!
専門家の先生から勉強会にお誘いいただく
ディスレクシアであれば、「専門はことばの教室」だそうで、支援級の先生と連携するようアドバイスしてくれるそうです。
我が子の場合、ことばの教室が同じ校内なのでかなり恵まれていますね。
療育センターでもLDの親の会があるそうです。
「平日午前だけどよかったらぜひ」
と、年長時に音韻障害の療育でお世話になった発音の先生にお誘い頂きました。
勉強会に参加したことがありますが、インターネットには知らされない情報がまだまだたくさんあることを知らされました。
地域の小学校に通うディスレクシアの保護者の方と話してみると、重いディスレクシアだと
- 教科書を読むこともままならず、書くことも難しい
- 小学校ではバカにされたり、本人の自尊心が傷つくため不登校になってしまった
というご家庭が少なからずあることを知りショックを受けました。
かなり精力的に療育センターで活動されていて頼りにしていた先生ですが、数年前に療育センターが民営化されたことをきっかけにセンターを離れてしまいました。
ずっとお世話になれるのではないかと勝手に感じていたため、とても残念でした。
まとめ
しかし…
「バカだから」「勉強ができないから」
と、なぜできないのか原因を探らないまま放置されてしまっている子どものなんと多いことか。
テストしても点数だけ見ますよね。
のび太のママも0点という点数だけで怒ってる。
何ができていないのか細かく見るという指導ができていないのも気になります。
そして子どもの頃からずっと何の対策もされないまま、テストの点数で輪切りにされて入ってくる高校生。
「自分はダメな人間なんだ」
って自己肯定感がめちゃくちゃ低い生徒が多いです。
せめて、
「自分は、読み書きが苦手で学習につまずきがあるだけ」
と、部分的な評価にとどめて欲しいものです。
以前総理大臣が「未曾有」を「みぞうゆう」と読んだだけでバカ扱いされる国なので…時間かかるかな…。
ではまた♪