このブログをまとめたkindle本発売中!▷

[中学校]成育医療センターにて、中2長男の読み書き検査の結果とアドバイス

成育医療センター

「学習障害の子は、病院でどんな検査をするの?」

「病院ではどんなことを見てくれるんだろう」

我が家の子どもたちがかかっている成育医療センターでは、「学習障害についても診察します」というウェブページがあります。

>>ディスレクシアとは|成育医療センター

こころの診療部児童メンタルヘルス診療科が中心となって診療を行いますが、こころの診療部の心理スタッフやリハビリテーション科発達評価センターと協力して、発達の評価や心理検査を実施します。
また、ディスレクシアは学齢期の初期に対応することで、症状を大幅に緩和することができます。学校教育の中で早く気づき、早く対処する方策のコンサルテーションにも応じることができます。

このページを見ていると、かなりきめ細やかな診療がなされているようにも感じますが…実際はどうなのでしょうか。

我が家の長男は、小学校2年生の頃に川崎の教育センターから紹介を受けて成育医療センターで診察を受けるようになりました。

ADHDと診断され、コンサータを服用。

以来、4ヶ月おきくらいに診察を受けています。

小学校6年生ごろ、コンサータの服薬量を増やすかどうか悩むくらいの時期に本人がコンサータを服薬したがらなくなりました。

中学生になった長男の成育医療センターでの体験談をご紹介したいと思います。

学習障害の長男、WISC-Ⅳと読み書きの検査結果を聴く

中1の2月にWISC-Ⅳと、読み書きの検査を実施し、中2の4月に結果を伺いました。

最後に受けたWISC-Ⅳは、小学校の低学年だったかな?実に久しぶり。

今回は、その結果を聞いて今後の対策を立てることになります。

WISC-Ⅳはいわゆる「ふつう」、IQは96です。 

ただ、パーセンタイル値に差がありばらつきがありました。

ワーキングメモリは、80から73と、以前より下がっています。

短期記憶が弱いと、中間テストなどの定期テストでの記憶保持が難しそうですよね〜。

WISC-Ⅳのテストは耳からの情報がメインなのかな?

視覚の面でも困っていないと良いが…ということでした。

読み書きのテストの結果は、

  • 読みは少しゆっくりめ
  • 書きは読みよりもかなり困難があるようだ

ということがわかりました。

比喩、皮肉のテストもしたが、比喩は満点だったが皮肉は0点だった。

たとえば、バスで子どもが騒いでいてそれを見たお婆ちゃんが

「あらあら、元気な子ですこと」

みたいなやつ。

あらあら…は、皮肉になりますよね。

でも、そのあと長男に聞いたら

「ホントはうるさいと思ってると思う」

と言っていたので質問の趣旨がわかってないかも。

学習障害での受診、先生からのアドバイス

検査の結果から、

「LDの要素はあると思われる」

とのこと。

高校入試においては、合理的配慮が受けられるかもしれないそうです。

また、今休薬中のコンサータを飲んでみたら、英単語が定着するかも?

英単語などの記憶が定着するなんて…夢のようですね。

コンサータは先生自身が飲んでみて、「食欲減退」よりも「お腹が空かない」という印象が強く、ストラテラの方が気持ち悪さがあるとのこと。

「ワーキングメモリが弱いので、忘れっぽかったりしませんか?」

との質問も受けましたが、忘れ物恐怖症みたいなところがあるので何度も親に確認を取ります。

保育園の頃から忘れ物はないし、中学生になった今でも連絡帳に書いて来ます。

長男はどうしても

「薬に頼るのは良くないこと、チートだ」

みたいに思っているみたいです。

今度、学校がある時に1度飲んでみて欲しいのですが…半年たってもまだ飲んでくれない。

中学校や入試での合理的配慮を受けられるかもしれない?

学校では、読みはまだしも書くことに非常にエネルギーを消費しているかもしれないので、

「板書案をコピーしてもらう」

「黒板をタブレットで撮影する」

などの工夫が必要かもしれない。

高校入試をPCで受験するというお子さんもいたが、それらの利用によって劇的に効果があるか見ていく必要がある。

何より本人が特別扱いを嫌がって策を講じられないのがほとんど。

このくらいの年齢になったら、

「できないことをできるように努力する」

のではなく、

「やらなくていい方法を考えたり、できることを伸ばしてなんとか生き延びる道を探る方が良い」

とのこと。

まあ、タブレットやノートPCでノートテイクできたら良いなとも思うのですが、なんせ中学生になってもローマ字が理解できてないからね…。

一生、ローマ字でキーボード入力ができないかもしれないな…なんて思っちゃいますね…。

そういえば、高校の情報の授業どうするんだろう…。

まとめ

もう、中学生になったらなかなか苦手の克服は難しいでしょうね。

息子もまだ親に反抗的ではないものの、思春期らしく

「みんなと一緒がいい」

という感覚はあるようです。

どんなに勉強ができなくてもまっすぐで腐らないところは、中学の担任の先生も認めてくださっています。

親としては、結果が出ないお勉強にいつまでもしがみついて朝早く学校で勉強しないでもっと別のことに目を向けたら?

って思ったりもするんですが…。

そんな息子の様子を定期的に聞いて、アドバイスをくださるお医者さんがいるというのはまだ恵まれている方かもしれませんね。

合理的配慮については、中学から受けていれば高校入試でも通りやすいそうです。

もう少し調べてみたいと思います。

ではまた☆

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です