[参考]学習障害・読み書き障害について参考になる本18冊をご紹介!

学習障害・読み書き障害について知識を得るなら、まずは本を読んでみたら良いと思います。

ネットで情報を探すよりも、紙媒体でまとまって読むほうが正しい情報を得る助けになります。

とりあえずこの本は読んで欲しい!

コミックエッセイなので読みやすい!

できれば全ての人にこのマンガを読んでもらい、やっているのにできない子がいることを知ってほしいです。

周囲の人に理解してもらうために貸してみるのもいいと思います。

うちの子は字が書けない (発達性読み書き障害の息子がいます)

通級に通っていても、6年生まで発達性ディスレクシアと診断されず、字は読めるのにひらがな、カタカナすらうまく書けない著者の息子さん。

程度の差はあれ、うちの息子もそんな感じ。

筆者の地域にはLDセンターがあり、トレーニングすることで5週間でひらがなとカタカナをマスターできたそう。

気になって検索するもセンターは1年以上予約待ちで新規停止中。

高校生になった息子さんは法律で認められている配慮を受けられず。

教師は基本読み書き不自由しない人達なので理解が進まない。

1クラスに3人はいるのに…!多くの人に読んでほしい。

発達障害 うちの子、将来どーなるのっ!? (こころライブラリー)

ネットの「コミックルポ働く発達障害者」をまとめたものです。

コミックの合間に専門家のコメントが載っていて、より詳しく学校卒業後にどのようなサポートがあるのかよく分かるようになっています。

働く心構えはどんな人にも必要!なかなか整備の進まない高校、大学での取り組みが興味深かったです。

障害を言わなくてもいい、その子の特性は見て分かるし、サポートする内容は同じだから、と。

心強い高校があるものだなぁ。

知人に成人したお子さんに困っている方がいらっしゃるのでまず読むよう勧めてみます。

学校…職場でも配ったらいいと思う。

うちの子…学習障害?読み書き障害?と思ったら

社会性の困難がある広汎性発達障害の本が多いように感じますが、最近は学習障害、LDの本も増えてきました。

はじめに読むLD学習障害の本

LDがどのような障害なのか、基礎知識と家庭での支援方、クラスでの対応の仕方、将来の進路指導までを具体的に紹介した本です。

イラストが多く、見開きで解説してありすぐに読めます。

学習支援についてはどのような認知の仕方をしているのか、どこが弱いのかによって支援する方法が異なることがよくわかりました。

ただ、小学生に対しての学習支援が中心で、「教育的支援は小学校高学年では遅すぎる」そうです・・・残念・・・。

読み書き障害のある子どもへのサポートQ&A

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読み書き障害は読み書きが全くできないということではなく正確さや流暢性に問題がある状態です。

話すこと、知的には問題がないにもかかわらず読み書きだけがずっと苦手な外国語を学習しているような状態が続きます。

この落差が激しすぎるほど怠けているというレッテルが貼られ、学校に対して不適応の状態が続きます。

不登校生徒の半数はLDの傾向があると言われています。

ではどうしたら良いかというと、書字が苦手であればタブレットやキーボードを使うなど近視の人が眼鏡を使うようにツールを使うことを推奨されています。

ただし、ローマ字を理解できてタイピングが書く速度よりも速いことが条件になります。

それって結構難しくないか?うちの子は2人ともローマ字全滅です。

とはいえ、もっと学校で利用が進むといいな。

読めなくても、書けなくても、勉強したい―ディスレクシアのオレなりの読み書き

40歳を過ぎるまで自分がディスレクシアであると気づかず、教員の奥さんが買ってきた当事者の本を読み「これはオレだ!」と気がついて涙が止まらなかったという。

それまでの著者の人生は本当に大変で、学習内容を十分に理解していながらそれを文字に表すことができず教師や友人から蔑まれる。

それを隠すために不良になり、正当化してきた。

部活で成果を出す、会社で業績を認められるなど相当な実力があったからこそ落差に苦しみ、

「なぜ字を書くことができないのか?努力がたりないのでは?」

と責められることが多かったようです。

社会に出てからもどんな仕事でも書字が必要でさらに苦労が続く。

自分の障害が分かってもなぜ今になってと数年悔やんでいたとのこと。

あの時手が差し伸べられていたら…と読んでいて涙ぐんでしまった。

タブレットPC・スマホ時代の子どもの教育 学習につまずきのある子どもたちの可能性を引き出し、未来の子どもを育てる

タブレットをどう特別支援教育に生かしていくか書いた本。

読み書き障害があり書字では全く読めない字を書く小学生が、テキスト入力ではしっかりと自分の考えを示すことができていることが紹介されていて驚き。

発達の凸凹があると、できないところを見て「できるはずだ!」と繰り返し練習させたりすることが良くある。

それよりも近視の子がメガネをかけるように発達障害障害の子にサポートツールを使えるようにして欲しいです。

マインドマップも考えをまとめるのにいいんだね。

利用させる時の注意、ゲームアプリは入れないなども細かく書かれています。

発達障害の子を育てる本 ケータイ・パソコン活用編 (健康ライブラリーイラスト版)

見開き2ページ図説でとてもわかりやすいです!

タブレットをどのようにサポートツールとして使っていくかよくわかりました。

例えば、レシピをタブレットで見て作れるようになるとする。

ある先生は「写真カードを作ればいい」と言うかもしれない。

でも先生の手間も省ける上、なにより義務教育が終わっても本人が自分でできるようになる。

こういった支援は残念ながら高校が一番遅れている。

特別支援級は小中学校にしかなく、大学は就職など最終的な出口でもあるので取り組みが必要になってくる。

高校でも支援が広がるといいのにな〜。

怠けてなんかない! ディスレクシア~読む書く記憶するのが困難なLDの子どもたち

ディスレクシア(主に読み書き障害)の子ども達の声を集めた本。

知的能力には問題がないのに生まれつき読んだり書いたりすることが難しい。

学校では「怠けている」と言われ、親は「やればできる」と本人を追い立てます。

そのうち「育て方を間違った」と自らを責め、当の本人は「努力が足りないから自分は読み書きできないのだ」と思い込み、「何をやってもダメなんだ」と苦悩する。

なぜできないのか?が分かるだけでも自己理解の一助になるのに・・・。

社会性の障害に比べ努力不足といわれがちなLDについてもっと理解が広まることを期待します。

怠けてなんかない! セカンドシーズンあきらめない―読む・書く・記憶するのが苦手なLDの人たちの学び方・働き方

日本では「未曾有」を「みぞうゆう」と読んだだけで「漢字が読めない=頭が悪い」と揶揄される状況がある。

今のテストは「記憶していることを、時間内に読めて、書けるかどうかを問う」ものになっており、真にその子が知識を身につけたかどうか問うテストになっているのかという問題提起が心に残りました。

英語圏ではディスレクシアが一般に認知されていて、授業や受験で適切なサポートをすぐ受けられるようになっているそうです。

日本語よりもLDが発現しやすい言語だからとはいえ、えらい違いですね。

社会での不適応は自分の特性の理解不足や自己評価が適切でないことが原因になることが多いとあり、環境が整うことを期待します。

怠けてなんかない ゼロシーズン―読む・書く・記憶するのが苦手になるのを少しでも防ぐために

題名のとおり、ゼロシーズンとのことで就学前にできるLDの子への具体的な支援集。

昔ながらの遊びや、視機能の訓練など。

就学前に見つかるのはラッキーなことですよね。

就学後でも役に立つ内容だと思いました。

ファンタジウム(1) (モーニング KC)

発達性読み書き障害の男の子が主人公の漫画。

LD関連書籍で紹介されていました。

知的な問題がないのに重度のディスレクシアで字の読み書きができないために学校に居場所がなく、親の仕事の手伝いもできず疎まれている主人公。

手品と、応援する人々と出会い、でも傷つきながらも成長して行くお話。

絵がとても丁寧でキレイ。所々涙腺が崩壊します。

途中の巻から漢字にルビがふられるようになり、当事者でもある程度読めるようになったでしょうか?

全9巻、3年の休載期間を経て完結。

字が読めず書けずで学校に居場所がない良には素晴らしい手品の才能があり、様々な困難にめげずに難題をクリアしていく。

最終的には良を受け入れられる学校はなくアメリカに渡米する。

登場人物が魅力的で、含蓄のある言葉を聞いて何度読んでも涙するシーンが…。

回収しきれていない伏線もあり、ホントはもっと続いてほしかった。

良の検査は、うちの子どもの検査項目もあって作者が詳細に取材しているのを感じた。

連載中にかなり時間が経っていて難読症→発達性ディスレクシアと変化が。学校現場はあまり変わってないかも。

発達障害のある子どもの視覚認知トレーニング (ヒューマンケアブックス)

家にすでに一冊視覚認知の本があるものの、次男の見え方が気になったので追加で購入。

CDーROMがついているのでコピーしなくてもプリントアウトすれば使えるのが良さそう(と書いてみたけれどまだ使ってない)。

実際に視覚認知に問題があって字がきたなかったり漢字が覚えられないのかわからないので本来なら視覚認知を専門に見てもらえる支援センターなどに行くのがベストですね。

この本でも簡単なテストはできるので、時間のある時に取り組んでみます。買って満足しませんように…。

発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母の毎日ラクラク笑顔になる108の子育て法

発達障害やグレーゾーンのお子さん3人を育てている著者の工夫が満載。

facebookで子どもの声かけ変換表で見たことがある人も多いのではないかしら。

世界で一番多い職業のお母さんを楽しもう!というコンセプト。

しかし、そこに至るまでは「どうして自分だけ、こんなに苦労して子育てしているのか?」と他のお母さんと比べて落ち込んだり、いつも子どもを怒ってばかりだったそうです。

カラーページの工夫を見て、ラミネーター欲しくなりました。

とにかく「子どもをいうことを聞かせるための手段として怒らないこと」怒ったら工夫のチャンス。

先生向けかも?

主に、医療機関や教員向けに書かれている本を集めてみました。

特異的発達障害診断・治療のための実践ガイドライン―わかりやすい診断手順と支援の実際視覚機能

支援センターで見てもらっている先生からオススメいただいてかなり高額だったのですが息子のため!とポチってしまいました。

当時、Amazonでは新刊を扱っていなかったので楽天で購入。

特異的発達障害とはLDのことなのですね。

医師など専門職のための本のようで、偏差からどのくらい外れているとどうだとか、素人がちょっと読んだだけでは歯が立たない内容が満載です。

ただ、どういう支援をしたら良いのかは記述が詳しかったので、生かせればと思います。

LD・ADHD・アスペルガー症候群 気になる子がぐんぐん伸びる授業―すべての子どもの個性が光る特別支援教育

小中学校で発達障害の子が教室にいる場合にどのような対応をするのが良いのか、子ども編・教師編・保護者編で構成されています。

4コマ漫画でNGとGOOD例を出して解説していてとても読みやすいです。

大切なのは、障害名を知ることではなく、その子の特性から来る問題と今苦手なことを理解し、支援、指導すること。

障害を知らなくても、気になる子をさりげなくサポートできている先生の技をシステムとして広げることが特別支援教育ではないかとあり、なるほどと思いました。

発達障害チェックシートできました―がっこうのまいにちをゆらす・ずらす・つくる

自分の「発達障害観」が一気に突き崩されました。

主な内容は、

1)生徒が自分のことをよく知り、長所が認識でき、教員が生徒のことを良く知り、ちょっとした支援が出来るシート(悪いところ探しではない)

2)シートを作るために執筆者達がたどった製作背景。

3)理論的背景の解説

の3部で構成されていて、特に3部が秀逸!でした。

この題名では全然その良さが伝わらない気がして残念。

本当にたくさんの教師、保護者に読んでもらいたい本。

支援が必要な子を、困った子か、困っている子、どちらでみるかで教員の技量がわかる様な気がする。

実践障害児教育

なぜか楽天マガジン(月額380円)の読み放題に入ってた。

なぜかジャンルは家事・インテリア?!

特集は「自閉症スペクトラムの困り感と感覚」当事者インタビューが載ってます。

NHKスペシャルの発達障害特集に出現していた高校生も。他者とのコミュニケーションが苦手なASDにSSTを行うことへの懐疑的な意見も参考になった。

こういう雑誌を読み放題にすることで、一般の方へも特別支援の現場への理解が深まるかもしれない。

読み放題に教育雑誌が増えないかな?と思ったけど大手の学研が出版してるのね。他の出版社はムリかしら?

月によってはLDの特集もありますのでぜひ。

発達障害全般について知る

「発達障害の子どもたち」は発達障害について広く浅く知るのにうってつけの新書です。

学習障害についても載っています。

発達障害の子どもたち (講談社現代新書)

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発達障害について、臨床医である著者が関わった子どもたちのエピソードをもとにわかりやすく解説した本。

どんな本を読んだらいいの?と聞かれたら一番にこの本をおすすめします。

何十冊か読んだ発達障害関係の本の中でも、ほぼ全てを網羅している良本。

必ずクラスに1,2人は発達障害の子どもがいます。

教員は学校に適応し、評価されてきた人が職業として選んでいるので適応できない子を理解できない可能性があるかなと。

さまざまなバックグラウンドを持つ生徒を理解するためにぜひ一度は目を通してもらいたいなと思いました。

発達障害のいま (講談社現代新書)

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発達障害と虐待に関わるうち、それらの密接な関係について気がついた著者。

発達凸凹は親子で持っている場合が多く、虐待の原因にもなっている。

また虐待は親のトラウマの有無が大きな要因ともなっており、トラウマを解消するためにEMDRという簡単な眼球運動によりトラウマと適切な距離が保てるようになる。

親子で治療することにより、発達凸凹から発達障害へ移行するのを防ぐことが出来る。

自閉症スペクトラムについての記述が多く、学習障害についてはほぼ述べられておらず残念でしたが、勤務先の教員保護者にぜひ知ってもらいたい内容でした。

発達凸凹、くらいのかわいい言い方(!?)で世間に周知され、気負わずみんなでサポートしあうような世の中になったらいいな…。

まとめ

いま、本棚にある発達関係の本でおすすめのものをまとめてみました。

まだまだ、本屋さんに行けば沢山の書籍があると思います。

その中から探すのはなかなか大変なので、まずは一番上に紹介されているコミックエッセイだけでも読んでみてください!

何かしらガイドになりましたらうれしいです。

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