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[保育園]学習障害の子どもの将来が心配!似たケースを調べた結果

「学習障害のお子さんの将来は?」

「身近にそういう人がいたら教えて欲しい」

この子は将来どうなるんだろう?って、健常でも心配なのに、障害があればなおさら不安に感じてしまいますね。

以前、川崎の知的障害者の親の会に話を伺い、その際に

「他にも地元で活動している親の会などありましたら教えてください」

とお願いしていました。

今回、ご紹介いただき、地元で知的障害の方のグループホームなど運営されている社会福祉法人の方にお話を伺うことが出来ました。

息子さんの状況を聞かせてください、ということで以下のような感じで説明したところ、

「そっくりなお子さんの相談に乗ったことがある!」

と言われ、現在までの成長の様子など教えていただきました。

保育園・年長長男のプロフィール

田中ビネー式知能検査でのIQは83で、数や描画で3歳代くらいしか発達していない部分がある。

出来ていない面

息子が年長時に苦手としていることをまとめました。

  • 数は20くらいまで言葉で数えられても、これ何個?と聞かれたとき2個くらいまでしか数えられない
  • 自分の年齢や誕生日が言えない
  • 曜日や時間の概念が無い(テレビ番組で○○の日、とか)
  • ◯、△などの描画ができない。ゆがんでいる。
  • 字はやっと、自分の名前を読めるくらい。
  • 字は書けない。
  • 記憶の範囲が狭く、2年以上一緒にいるクラスの友だちを10人も覚えていない。他は「あの子」「虫博士」など。たまに思い出しても忘れてしまう子も。先生についても担任以外名前が思い出せない
  • 緊張すると少し「あ!」など大きな声を出す。お遊戯会などで舞い上がってしまう
  • 色の見分けはつくが、「赤」「黒」など好きな色の名称しか覚えていない。黄色を見ても「赤」という。
  • 粗大運動が苦手で、縄跳びなど組み合わせる運動はできない。竹馬も人一倍練習して何とかなった。
  • 「いし」を「いち」と言う。構音障害ということで療育センターで言語聴覚士の先生に見てもらっており、だいぶ改善された。

出来ていること

  • 服の着脱、排泄、箸を使うこと、バンダナを結んだり、生活全般に問題は無い。
  • ブロック、神経衰弱での短期記憶はOK、カルタのことわざなどは覚えられる、行った場所をだいたい覚えている。
  • 言葉の発達は少しゆっくりだなと思うくらい。やりたいことの理由を話したり、相手の気持ちを想像したり、お友だちと遊ぶときのルールは理解でき、コミュニケーションには問題がない。仲のよいお友だちもいる。

長男のプロフィールから予測する、学習障害の子どもの未来

息子にそっくりな方はくくりとしては「学習障害」とのこと。

「コミュニケーションに問題なくて、人を思いやる気持ちがあって表すことも出来るのに、私の名前なかなか覚えられなくてね~」

ああ、息子のことだよ。

算数や国語が苦手で、高校入試の足し算引き算も数直線を引いて回答をつくったほど。

なんとか発達障害の人が多く通う高校に入学して無事卒業し、苦労して車の免許も取ってヘルパー2級も取り、現在介護職についているそうです。

B2の手帳を取得し、年金と収入を使ってグループホームに入っているとか。

なるほど~。

自立している方のお話伺うと、とっても元気でます。

今回の収穫は、息子のことは「知的障害のボーダー」かと思っていたけれど…「学習障害」なのかも知れないということ。

ただ、知的障害と学習障害の違いは、ネットで調べてもあまりよくわからずなのですが。

なんとなく分かったのは、

「知的障害=IQ70以下、全般的な知的の遅れがある」

「学習障害=IQボーダー以上、全般的な知的の遅れは無く、特定の読み書きなどの分野において習得が著しく苦手である」

だとすると、学習障害なのかな…。

療育ではまだ就学前なので診断が付けられない様子。

学習障害というくくりであれば、学習障害の親の会もあるし、民間で学習障害の子どものための相談室もあるようなので、何かまたヒントを得ることが出来るかもしれません。

今、気になっていたり、調べたりしているところ

今、気になっていたり、調べたりしているところのリンクを貼っておきます。

市内で通える病院や、学習のサポートについて受けられるところはないか、親の会にメールして問い合わせしてみようと思います。(実際には調べるだけで問い合わせはしませんでした)

まとめ

子どもの育ちは一人ひとり違うので、

「似たようなプロフィールのお子さんが、自分の子と同じように育つ」

とは一概には言えませんが、この時に話をいろいろ聞いてみて少し希望を持ったことは事実です。

それまでは、ずっと字が読めないままなら外に出るのも難しいし、子どもが大人になっても一緒に家の留守番をしなければならないかも…と困っていました。

子どもに手をかけなければならない状況は今後も続くでしょうが、いろいろなリソースを利用していくという姿勢は変えないで行こうと思います。

ではまた♪

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