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[保育園]発達が気になる子の就学前のスケジュールと検査、面談の様子

「発達が気になる子の就学準備の流れは?」

「具体的な検査、面談の様子を知りたい」

長男が保育園年長児の就学準備の様子についてお知らせします。

川崎の情報を検索するとほぼ出ません。

なので、こういう情報が必要な人が見つけて参考にしてくれるといいなという願いをこめて。

発達関係で気になる子の小学校の就学相談のスケジュール

発達が気になるお子さんを持つ就学準備は、なかなか忙しいものがあります。

  • 療育センターでの説明会(2月、5月に2回)。といっても、普段から療育に通っている親御さんたちは情報の交換が進んでいそうです。
  • 療育センターでの発達検査小学校の見学(支援学校の見学もある)
  • 教育センターへ就学相談の予約、相談の実施(本人は心理士と面談)
  • 小学校へ教育相談
  • 教育センター、小学校の教育相談を平行しながら入る学級を決めていく
  • 就学前検診(11月)
  • 入学する学級の決定(12月ごろ会議で決まるらしい)

主に、

  • 小学校の普通学級
  • 普通学級と言語または情緒の通級(週1、各区に1つなので働いていると送迎が入りツライ!)、
  • 支援学級
  • 支援学校

になるかという点について相談が行われます。

療育センターでの説明会が終わり、夏に発達検査を受けてきました。

長男の田中ビネー式知能検査の様子と結果

暑い夏、親子で療育センターに行き、田中ビネー式知能検査の検査をしました。

はじめは名前を言い、保育園の名前、誕生日などを聞かれました。

絵を見て何か答えたり、ブロックの数字を数えたり、図形を描写したり、検査士の後について答えたりします。

結果は親の見立てとまったく同じ。

  • 数の認識
  • 色の認識
  • 図形描画

などの知能が3歳台。他は5歳台、年齢相当の部分とそうでない部分が分かれています。

発達年齢で実際の年齢を割ると4歳11ヶ月相当。指数でIQ83。

検査をする人は医師では無いので病名をつけることはしません。

就学のコーディネーターでもないので普通級なのか、特別級なのかも判断できません。。。

そのあたりちょっとモヤモヤしましたが、9月に持ち越し。

数字も、個人的にはショック。。。

ただ、数字をみてため息をつくのが目的ではありません。

どこが苦手でどこが得意なのか、しっかり把握して子どものよりよい発達のために何をすればいいのか、どんなサポートが必要なのかを見極めるのが目的!と自分に言い聞かせました。

(となると、受験の内申の数字とか、偏差値とかが何のためにあるのか・・・考えちゃいます)

出来ていないことがこれからずっと出来ないわけではなく、ゆっくり伸びていく、でも苦手が得意に変わることはなかなか難しいようです。

すでに苦手なことが分かっているようで、たまたま親が買ってきたひらがな学習の練習帳で「ガイド」がないマス目だけのところがぐちゃぐちゃになっているのを私が少し渋い顔をしたことに気がついたのか、

「ママが嫌いでこんな風にかいてるんじゃないんだよ、できないんだよねー」

療育に行く前に、お勉強するところに行くよ、と言ったら

「上手くできなくてもいい?」

…涙。

教育センターでの就学相談の様子

9月には、私も夫と子どもと一緒に受けてきました。

子どもは心理士と面談。後日様子を電話か面談で教えてくれます。

親の面談を担当された相談員の方は元ベテラン教員で、3人のお子さんを育てた女性。

子どもの療育での発達検査の結果を見ながら、親が子どものことをどう見ているのか丁寧に聞き取ってくれます。

私は「知的な遅れ」と言ったのですが、相談員の方は

「これは”発達のでこぼこ”といっていいと思いますよ」

「子どもなので、これからまだどう発達するかは分からないですよ」

とのこと。

夫は、冷静に、息子のいいところを語ってくれました。

「たまに、詩的な表現とかするんですよ、とか、立体的なものづくりは得意なんです」

とか。

私がちょっと否定的な物言いが多いのか、相談員の方から、

「お母さん、ブルーになってませんか?」

と聞かれて、今思っていること、この先どうなってしまうのかとても不安に思っていることを伝えました。

伝えながら、涙と鼻水が止まらなくなってしまいました。

相談員の方は、今までのケースなどを話してくださり、かわいいお子さんのために何ができるか考えていきましょうと励ましてくれました。(子どもはホントかわいいよ!)

子どもの発達が6歳のまますべて止まってしまうことは無いこと、その子なりの育ちをすることなどを聞き、ちょっと気持ちが楽になりました。

就学相談では

「通常学級の通級学級が適当なのではないか」

ということでしたが、○の模写も出来ない、ひらがなも読めない子が通常学級はどうなのかな~、ムリしないで支援学級でも・・・とも考えています。

「その相談は通う小学校へ」

だそうで、こりゃフルタイムだったらどーなってたの?!とちょっとブルーになりつつ、下の子の育休に感謝しているところです。

また、8月の田中ビネー式検査のあと、ぐっと気持ちが落ち込んで、”感じる心”がくたびれてしまいましてうつ状態に。

一時期レジでお金を出すのも難しくなってしまい、心療内科にもお世話になりました。

それからは物事に興味を持ったり出来ず、どんな感動物語を読んでも泣けなかったのが、今回の面談でちゃんと涙が出るんだ~って、涙が出たことにちょっとホッとしました。

そのほかにもこの間に、お友だちから励ましメールを頂いたり、支援学校に勤めているママ友さんに相談に乗っていただいたり、同じようなお子さんをお持ちの方とツイッターやメールでコンタクトを取ったりもしています。

周囲の人々にとても支えられているということを実感しながら徐々に回復しています。

本当に感謝です。

その後、小学校での面談や就学前検診を受けて最終的には

「普通学級に在籍し、通級を利用する」

ことに決まりました。

まとめ

当時考えていたアクションについてまとめてみました。

  • 就学前に出来ることはあるのか?→療育で構音障害(サ行)について診ていただきました
  • 定期的に小児精神科医などに通うのか?→小学校に入学してから、教育センターに紹介していただいて定期的に診ていただいています
  • 鍼灸や、ニューロフィードバックなどで治るとかいうHPがあるけどどうなのか?→結局何もせず
  • 就学は普通級なのか、特別支援学級なのか?→入学時は普通級
  • 親の会など、経験を聞けるコミュニティに入る→結局、LDの会などにもいまだ入っていない
  • 本を購入して知識を得ておく→本はたくさん読んだ!
  • 仕事は辞めるべきか?続けるべきか?→育休中に散々悩んだが、辞めるのはいつでもできると開き直って2018年現在も仕事を続けています。

ネットで調べてみると、「◯◯で発達障害が直る!」という謳い文句の多いこと…!

目を皿のようにして何時間も発達関係の情報を得るためにネットにしがみついていたことを思いだします。

実際、鍼灸やニューロフィードバック?にはお世話になりませんでした。

むやみにインターネットの情報に飛びつくのは注意しましょう。

まずは子どものことを見てあげてくださいね。

子どもの無邪気さ、子育てに主体的に取り組む夫にも感謝感激です。

ではまた♪

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