小学3年生になると、漢字の数が急に増え、形も複雑になってきます。
「書くのが嫌い」「覚えられない」という声をよく聞きますよね。
特に学習障害のあるお子さんにとって、従来の反復学習による漢字の習得は大きな壁となっています。
いま、勤務している支援学校でも、個別学習の時間にはひたすら漢字練習帳に繰り返し漢字を書いて練習しています。
書けば書くほど覚えるなら、いくらでも書かせたい。でも、現実にはそうはならないですよね。
どんどん難しくなる、漢字学習の難しさとは?
小学3年生以降の漢字学習では、複雑な形状の漢字や似た形の漢字が増加し、さらに抽象的な意味を持つ漢字も登場します。
覚えるべき漢字の量も急激に増えていくため、多くのお子さんが学習に苦労しています。
覚えた漢字はテストでアウトプットする必要があります。そして普段の生活や授業でも漢字を使うように促されます。
そんなお子さんの悩みを解消するために新しく開発されたのが、「すらら漢字アドベンチャー」です。
すらら漢字アドベンチャーによる学習者に沿ったアプローチ
すらら漢字アドベンチャーは、お子さんの認知特性に合わせて最適な学習方法を提供する画期的なサービスです。
認知特性とは、「目で見る」「耳で聞く」などの情報処理の特徴のことで、「継次処理」と「同時処理」の2つのタイプに分かれます。
このサービスでは、認知特性Web診断テスト(LIFT)と連携し、その結果に基づいて3つの異なる学習方法から最適なアプローチを提案します。
実際の画面をご紹介します。
まず、認知特性を知るテストに取り組みます。

- 声に出して覚える
- 間違い探しで覚える
- パーツの組み合わせで覚える
まずは、このうちのどのタイプに当てはまるかチェックしていきます。
さすがに、「繰り返し書いて覚える」はありませんね!繰り返して書くのは実際に効果があるんでしょうか…。

生き物に例えてタイプを診断できると、お子さんの興味を引けそうな気がしますね!間違い探し=ハヤブサなんだ…。

「立って木を見る親~♪」みたいに声に出して歌ってみるのでしょうか?!
間違い探しであれば、正しい漢字と間違っている漢字を見分ける力がつけば「この作りが正しいんだ!」と認識して覚えられますね。
パーツの組み合わせは、なぜそのパーツをつけると「始」になるのかが分かるとありがたい。

なぞるときに、画面の背景を色別にしたり、色で囲んだりできそうです。答え合わせのボタンがあるため不正解かどうか分かるのはありがたいですね。

パーツを組み合わせることで正しい漢字になることが分かれば書くときも間違えにくくなりそうです。
とはいえ、へんとつくりが逆になる生徒もいるため、色分けのマスなどを用いて位置関係を理解できるようにしておきたいですね。

どんな時に「始」という感じを使うのか、実際の場面で覚えていきます。
読めるけど書けない、という生徒には必要ないかもしれません。でも、訓読みの「はじめる」は分かったとしても音読みの熟語は学習障害のお子さんには超苦手な分野です。
うちの子も「お日さま」は読めても、「日光」は読めず、でした。なんで~???逆に、1つの漢字の読み方が3つも4つもある文化は少ないのかもしれません。
「始め」と「初め」は間違いやすいですよね。そこまで理解が進むと良いのですが…。
マイページでは、オンラインで集めたアイテムと覚えた漢字一覧、学習時間や覚えた漢字が数値で分かるようになっていました。

ゲーミフィケーションの仕組みをよくわかっていらっしゃる…!
1文字約10分の丁寧な学習プロセスと、アニメーションやゲーミフィケーションを取り入れた楽しい学習体験により、子どもたちの学習意欲を高めます。
すらら漢字アドベンチャーのきめ細かなサポート体制
学習環境にも細やかな配慮がなされており、不正解音の無音化オプションや3段階の書き取り判定基準、読みやすいUDフォントの採用など、ストレスフリーな学習を実現しています。
さらに、ワーキングメモリに配慮した復習システムにより、確実な定着を図ることができるのだそうです。
このような新しいアプローチにより、漢字学習に困難を感じているお子さんも、自分に合った学習方法を見つけられる可能性が広がります。
従来の反復学習だけにとらわれない、個々の特性に寄り添った学習支援が実現できるかもしれません。
すらら漢字アドベンチャーでは、無料体験レッスンも行っています。
保護者の方から見て、
「文字を書くのが苦手そうだな~」
「少しでもいいから漢字が書けるような工夫があるといいのにな…」
というお子さんについては朗報になりそうですね。
お子さんにあった勉強法が見つかりますように。

ではまた!