「発達が気になる子は、多くの大人に関わってもらったほうが良い」
これは本当にそう思います。
小学1年生の長男は、担任、ことばの教室の先生にお世話になっていました。
また、面談で校長先生にもお世話になっています。
1年次の秋頃に行った、ことばの教室と担任との面談の記録です。
ことばの教室の先生との面談
息子がお世話になっているのは、女性の専門的なスキルを持っている先生。
というのも、ことばの教室の先生は普通教室の担任を持っていて、異動でことばの教室担当になることもあるのです。
相変わらずステキな専門家っぷり。
息子の苦手な分野を、「トレーニング」ではなく「楽しく興味を持って覚えられるように」してくれています。
授業の始めに必ず息子の近況を聞くそうですが、
「妹が水疱瘡にかかった」
「○日から休んでいる」
など、日時や描写がかなり細かく正確になっているのに驚きました。
スリーヒントかるた
↑すでに販売されていないので、関連商品を…
例)「黄色い靴を履いている」「三角の帽子をかぶっている」「ほうきを持っている」のはどの札?
と読み上げ、息子の苦手な色の名称を覚えていったりしています。
でもまだ「黄色、青、緑」は覚えられないらしい。うーん。
ロボットの口からでてくるなぞなぞの札
ひらがなで書いてあるので、それを読み上げ答えるそうです。
なぞなぞは、子ども大好きですよね〜。
息子も真似して作っているそう。
うちでも作ってみようかな。
1,2年生のなぞなぞを利用してみるのもいいですね。
ポケモンの絵本
息子がカタカナを覚えるのに、好きなポケモンなら興味がわくかな?と、先生自腹購入…!!!
ホント、ありがとうございます。
来年度の支援級への入級も視野にいれ、あと3ヶ月どのような課題に取り組みますか?
という話まで出ました。
ことばの教室でしかできないのは構音の練習かなと思ったので、家でもサ行の課題を行うことにしました。
先生いわく、
「息子君は通常級の集団の中でかなりの伸びを見せたので、個別にしたとき「がんばりたい」という気持ちが萎えないか多少心配」
ということでした。
なるほど。
担任の先生との面談
教育センターに相談に行くために、テストなど資料を頂く予定になっていました。
現在、週1時間だけだが個別支援でカタカナの書き取りなど先取り予習をしているので、少し余裕をもって授業に取り組めているかも。
これは継続で。
周囲の友達は、個別支援に対して抵抗無く行ってらっしゃい!と声をかけている感じ。ありがたい。
国語の読み書きの困難以外にも、調べ学習で「救急車と普通車とどこがちがうのか」というテーマに取り組んだ際、「中の構造が病人を運ぶ仕様になっている」ではなく、中にあるAEDの箱に注目してしまい、「箱がある」などの回答になってしまう。
他の調べ学習もかなりマンツーマンで取り組ませてもらっている。
- 算数の繰り下がりも、頭を振って数えている様子がある。
- 国語のテストはだいたい半分以下。空欄が目立ち、時間オーバーかと思ったら途中でギブ!と困った顔をするらしい。
- 漢字の書き取りは24点。他の子は70点台が3人、あとはほぼ満点…!
毎度、分かっていることとはいえかなりショックですね。
ことばの教室で、集団の中にいたほうがいいのか迷うと言われまして…という話には、
「夏休みまでの学習はひらがなを中心に本人もついてこられたと感じていると思いますが、今は周囲と同じスピードで取り組むことのしんどさの自覚が本人にあるので、自分のペースで取り組むことに対して抵抗は無いと思います。」
なるほど。
支援級でリーダー的な存在になることも考えられるし、今までの教え子で支援級での「伸び」をかなり感じることがあるともおっしゃっていました。
まとめ
確かに今のままではしんどいだろうし、自分なりのペースでよいので、土台をしっかり作って欲しいところ。
これらを持ち帰り、家で教育相談のための資料作りに取り組みました。
教育センターでの相談の様子はまた書く予定です。
普通に子ども産んで、普通に育って…って、ささやかな望みもなかなかに難しいことなんだなぁ。
と、ちょっとため息が出ちゃいますね。
ではまた♪
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